賃貸借契約での重要事項説明とは?確認すべきポイントやIT重説をご紹介!
賃貸借契約を交わす前には、重要事項説明を受けます。
しかし、具体的にどのようなことを説明されるかわからないと、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、賃貸借契約前の重要事項説明とはなにか、そのポイントとIT重説についてもご紹介します。
賃貸借契約の重要事項説明とはなに?
「宅地建物取引法」では、賃貸借契約前に重要事項説明をおこなうことが義務付けられています。
重要事項説明とは、契約前に宅地建物取引士が借主に対し、重要事項説明書を使って口頭で各事項について説明をすることです。
重要事項説明書には、物件の情報や部屋の状態、家賃や更新料など、詳細な情報が記載されています。
説明を受けた借主は、内容に納得したうえで署名と押印して賃貸借契約を交わします。
賃貸借契約の重要事項説明で押さえるべきポイントは?
重要事項説明には、賃貸借契約についての重要な内容が記載されています。
押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。
飲用水・電気・ガスの供給施設および排水施設の整備状況
生活に必要不可欠なライフラインは重要なポイントです。
賃貸物件の設備がどうなっているのか、あらかじめ確認しておきましょう。
契約の解除に関する事項
借主が賃貸借契約を解除したい場合、事前に申告する期間である「解約予告期間」が定められています。
何日前までに申告すれば解約できるのかがわかれば、トラブル回避につながります。
借賃・借賃以外に授受される金額など
賃貸物件の家賃や管理費、自治会費など毎月かかる費用が記載されています。
事前説明の内容と相違ないかしっかり確認しましょう。
賃貸借契約の重要事項説明におけるIT重説とはなに?
これまで、賃貸借契約の重要事項説明は宅地建物取引士と対面でおこなう必要がありました。
しかし、平成29年10月からオンラインで重要事項説明をおこなう「IT重説」が認められるようになりました。
IT重説をおこなう際には、以下の準備・確認が必要です。
●重要事項説明書の事前送付
●重要事項説明書の準備とインターネット環境の確認
●双方向でやりとりできるインターネット環境の整備
●宅地建物取引士証の提示と確認
●IT環境に不具合がある場合は中断
IT重説前には、重要事項説明書をそれぞれの手元に用意して、インターネット環境を整える必要があります。
宅地建物取引士が説明と賃貸借契約をおこない、電子書類や電子印鑑は認められておらず、このあたりは対面と変わりません。
機器に指定がなく手持ちのスマートフォンでも説明を受けられるため、忙しい方でも隙間時間を見つけて説明を受けられる点がメリットです。
まとめ
賃貸借契約を交わす際には、宅地建物取引士による借主への重要事項説明が義務付けられています。
今後の賃貸物件での生活でトラブルを回避するためにも、確認すべきポイントしっかり把握して説明を受け、納得したうえで賃貸借契約を結びましょう。
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